「太陽」

この世界に、まさかこういう言葉に相応しい人がいるのか、ずっと信じられなかった。
ある人と出会ったまで。

「出会う」という言い方はちょっとずれてるけど、確かにその人に興味を持ち始める瞬間から、世界に変化が始まった。
たった一人の笑顔が、どれほどの影響力があるのは、たとえ今でも、驚いて想像しづらいものだ。

多分、単なる「好き」じゃないだろ。
「好き」ぐらいの表現は、もうとっくに足りないんだ。

あの笑顔を見ると、臆病な心にも、勇気が出られた。
明るくない自分は、明るくなりたくなった。
たとえ周囲が真っ黒でも、希望を感じることになった。
そして、今の自分より、もっといい人になりたい。

「太陽」
他に相応しい言葉は、もう見つかれないんだ。

いろいろがある自分の世界は、多分「情熱」というものはもう滅多に存在しないだろ。
何かにでも、あるいは誰かに。
でも、信じづらいものがある。それが、忘れきれない「愛」。
いつになっても、いくら時間が経っても、どれぐらい新しい出会いがあっても、恋をしても…ずっと、ずっと、そこにいるんだ。
その声を聞こえる瞬間、あるいは笑顔を見るだけで、ずべてが戻ってくる、涙が出るほど強くて。そして、改めて好きになる。愛しくなる。
惚れと惚れ直しの繰り返し、いつか、必ず永久になる。

何も望んでない「愛」がある。
好きなことなら何でもかまわない。実に会っても会えなくてもどうでもいい。ただもっともっと幸せになって欲しい。願うことをどんどん叶えて、心からの笑顔が一杯出て欲しい。他のことは一斉関係無し。
それに、全世界の人は、みんな彼のこと、好きになって欲しい。

３６才、お誕生日おめでとう。
ずっと、ずっと、元気で幸せで、好きなように生きてますように。
そして、ありがとう。今年も、よろしく。

―今でも、涙が思い切り溢れるところ。


２０１０．９．１２
鈴村健一さん　３６才誕生日記念