忍者ブログ
ありがとう。もう、誰よりも幸せなんですよ
リンク
最新コメント

[06/11 Mberzuht]
[05/29 gordon]
[05/25 xaopiiixhh]
[05/25 bmecmiwplt]
[05/25 lsmjiubwta]
[05/25 ReocuouNc]
[05/22 emszqipxlo]
[05/21 Diane26]
[05/20 yamwurazjy]
[05/18 Yhonqpap]

最新記事
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


1、祖父【1】そふ(名詞)
祖父、爷爷、外公

2、祖母【1】そぼ(名詞)
祖母、奶奶、外婆

3、素朴【0】そぼく(形容動詞)
朴素、纯朴、简单

4、粗末【1】そまつ(名詞)
简陋;不爱惜、不珍惜

5、染まる【0】そまる(自動詞・五段動詞)
染上;感染、沾染

文を作ると


「その…椿さんたちの少年時代、どうだったんですよね」
こういうような話を、最近よくあると思う。
好きになるから知りたいって、それでも本人には言えなくて、知りたいものは他の人に聞くしかない。
そのほんの僅かなものでも、決して粗末にしなくて、大切なお宝みたいに心の中に密やかに保存してる。
「そうだな…あの時はね、夏休みとか、よく二人で田舎でうちのじーさんの家に泊まったんだ」
そして、聞かられた人も、よく話のポイントを掴まれるということ。
「えぇ…椿さんの祖父さんですか」
「うちのじーさんとばーさんとも、お袋とおんなじにあいつによ〜く気に入れて、家に招いた度に本当に大喜びだ」
「凄いですね」
「そうよ。あの家はね、田舎のくせに、かなり立派なものだと思うよ。もちろん食べ物とか使うものとか、素朴風なものが多いけど、決してグレードが低いものじゃない。それはうちのじーさんとばーさんの趣味なんだ」
「そうですか」
「あいつも一見素朴な好みで実はかなり品位が高いやつだろう?うちのじーさんとばーさんととても気が合ったんだ。その家にね、リビングでピアノまで装備してるよ」
「ええ〜椿さんのおばーさんもピアノ弾けますか」
「あぁ。そして、あいつと一緒に弾くことが大好き」
「凄い…」
その優雅の仕草と雰囲気はその時にだんだん染まり上げてきたものだろう、とそう思って、ふっと吹き出した。
白髪の祖母の隣に、可愛らしく茶色の髪がしてる子が楽しそうに鍵盤を打っているイメージが頭に自然に広がりながら、思わずに頬が緩む。
その画面に想像して自分を置いていくことも、かなり素敵な風景と思う。
そして、白髪の祖母が今の彼に変わって、リビングのソファに座ってピアノを楽しみながら新聞を眺めてる祖父が今の自分に変わって…
彼の隣に、一緒にピアノを弾くのは、彼とおんなじ形の目元と、自分とおんなじ黒い髪と瞳がしている小さな子供…

「おい、五代!人が話してる時に何に突然ぼんやりしたんだ!」
「あ!ごめんなさい!つい…いって!」

…と、もう一つ穏やかで平和な午後は、いつものように展開してんだ。



以上〜
はい、まだ明日〜
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
アーカイブ
ブログ内検索

RSS
最新トラックバック